ロービジョン外来始めました。(福山初)

 来年1月から福山市初となるロービジョン外来を開設致します。 ロービジョン外来とは、視覚に障害があり生活に支障を来している方々に、社会的、医療的、心理的ケアを行う外来です。

まだ学会自体2000年4月に創設されたばかりで、導入されている眼科クリニックは全国的にみてもほとんどなく、視覚障害の方は今まで独自で白杖を購入されたり、生活をより良くするための情報にアクセスできない状態でした。

例えば読書に特化した機械だけでも下記のような物が沢山あります(メーカー提供パンフレットより抜粋)。

これらは高解像度の画質で文字を大きく、明るく表示する事ができ、視野の狭い人にも目を動かさず見えるよう画面上で、指で大きさを変えたり、白黒反転させたり直観観的にコンロトールできるようになっています。特に一番左の「読み上げ器」は全盲(全く目がみえない人)でも本の内容を理解できるものとなっています。

ロービジョン機器の記事はこちらを→ロービジョンケアの勉強会をスタッフで実施しました♬

 これらの機械の購入には福山市から下記の通り補助があり、「電子ルーペ」や「読み上げ器」は実質自己負担0円で、「拡大読書器」は3万円で手に入れることが出来ます。このような機械は取り扱いのごく一部ですが、こういった情報には個人ではアプローチすることは現実的にはできません。

ロービジョン外来では視覚障害者の方への情報提供、白杖の使い方、社会との繋がりを持つ場へのお手伝いをさせて頂きます。相談だけでも大丈夫ですので一度受診またはお問い合わせください。

 一人でも多くの地域の皆様の幸福度を上げていきたい。我々は本気で取り組んでおります。