「論文掲載されました。」
私事ですがこの度、Cureus(キュレウス)という英語雑誌に投稿した論文が受理・掲載されましたのでご報告させて頂きます。
題名は「A Case of Bilateral Papilledema With Improved Clinical Symptoms by Venous Stenting for Superior Sagittal Sinus Stenosis (上矢状静脈洞狭窄にステント留置術を行い, 臨床像の改善を認めた両眼うっ血乳頭の一例)」です。
症例は原因不明の頭痛・視野狭窄を認め、神経内科にて診断がつかなかった頭蓋内圧亢進症で、視野検査の長期経過が診断の一助となったことで、頭蓋内の上矢状静脈洞の狭窄が原因であったと考えられました。
上矢状静脈洞閉塞症が頭蓋内圧亢進症を来す事は良く知られていますが、今回は狭窄のみで診断に至りにくく、また、脳神経外科に依頼し治療にステント留置術を施行したことが著効した珍しい症例の報告を致しました。
今後もこういった神経眼科分野の領域でも精進していきたいと存じます。
今回は学術的な内容となっており大変恐縮ですが、ブログを読んで下さる皆様のお蔭様で様々な活動が出来ております。
読者の皆様いつも大変ありがとうございます。
最後になりますが、御一緒に症例の診断をしてくださいました川崎医科大学 田淵昭雄教授、論文作成に当たり沢山のご指導下さいました兵庫医科大学 三村治教授、御加療下さいましたツカザキ病院脳神経外科 長濱篤文先生そして英語論文化の御指導を頂きましたツカザキ病院眼科 田淵仁志先生、大変ありがとうございました。
<文責:三好政輝>