結膜弛緩症ってどんな病気?
手術室担当看護師kです。ブログをご覧いただき、ありがとうございます。今回は、結膜弛緩症についてお話させて頂きます。
結膜弛緩症とは、結膜が弛緩した状態です。結膜とは、眼球壁(白目)を覆っている半透明の膜のことで、眼球運動に必要なゆるみがありますが、このゆるみが過剰になると結膜弛緩症になります。結膜弛緩症になると、たるんだ結膜が原因で異物感や不快感の症状がでたり、たるんだ結膜が下まぶたの縁に溜まることで涙の通り道をふさいで涙が出やすくなったり、角膜部分に涙が行き届かず眼が乾きやすくなるといった、いわゆるドライアイの症状を引き起こすことがあります。
結膜弛緩症の原因
加齢とともに発症する頻度が高まる傾向にあるようですが、症状が顕現する理由は現代医学ではハッキリとは解明されていません。
結膜弛緩症の治療方法
点眼薬による治療や縫合手術などの治療を行います。基本的には、軽度段階であれば点眼による治療によって経過観察を図り、重症に至るようであれば手術へとシフトしていきます。ただし、点眼による治療も症状を抑える目的で行うものであって、根本的な問題を解消できるわけではないので完治とまではいきません。
非常に簡単ではございますが、結膜弛緩症についてお話させていただきました。これからも患者様のお役に立てる情報を提供していきたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。