ロービジョンケアの勉強会をスタッフで実施しました♬
来年一月(2023.1)から開始するロービジョン外来に先立ちまして、本日は視覚支援機器(ロービジョン用具)を取り扱うシステムギアビジョン社の藤本様にお越しいただき勉強会を行いました。
<*ロービジョン外来についての記事はこちら→ロービジョン外来始めました。(福山初)>
ロービジョン用具を実際に用意していただき、用具の種類と特徴、使い方などを詳しく教えていただきました。
どのロービジョン用具も高性能でびっくりしました!!
その中で、今回は3つ取り上げてご紹介します。
一つ目は、拡大読書器の「メゾ・フォーカス」です。液晶モニタ画面に文字を大きく映し出し読み書きなどを行う据え置き型の拡大読書器です。
高画質映像で文字が表示され、簡単に倍率やモード(白黒反転表示)、コントラストなどを調整することができます。
(実際に白黒に表示してみると、とても読みやすくなります。)
また、モニタ位置を自由に調節可能であったり、前後左右の動きを調整できるテーブルにより蛇行しない快適な読書が可能です。
2つ目は、持ち運び可能な携帯拡大読書器「クローバー6」です。
文庫本サイズで携帯性にとても優れており、シンプルな操作で簡単に使うことができます。また、持ち手ハンドルを搭載しているため、手持ちルーペ感覚で見たいものにかざすだけで拡大表示をすることができます。
3つ目は、小型・軽量の眼鏡に装着可能な読み上げ読書器「エンジェルアイ スマートーリーダー」です。
顔の前に持ってきた活字を自動で識別・撮影し、読み上げます。撮影に最適な位置まで誘導する音声ガイダンス機能が搭載されており、全く見えない全盲の方でも本の内容を理解することができます。
実は、これらのロービジョン用具は福山市からの補助があり(身体障害者手帳をお持ちの方など)、自己負担なしで手に入るものもあります。
しかし、情報にアクセスできないことから制度を利用できていないかたが殆どです。
ロービジョン外来では、ロービジョン用具の選定や読み書きの訓練、経済的支援制度の説明など様々なケアを行います。
「見えない」、「見えにくい」ことでお困りの方は、ご相談またはお問い合わせください。
一人でも多くの方の生活が豊かになるようスタッフ一同、全力で取り組んでいます。