「ユーソフト」~強度乱視にも対応できるソフトコンタクトレンズ~
視能訓練士のmです(●'◡'●)。
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
1月26日(木)にSEED様にお越し頂き、『ユーソフト』の勉強会を行いました。
ユーソフトは、乱視がとても強い方にも対応できるソフトコンタクトレンズです。実は、通常のソフトコンタクトレンズは、強度の乱視には対応できません。
*SEED社資料
以下は、ユーソフトとA社ソフトコンタクトレンズの規格を比較したものです。
円柱度数(乱視矯正度数) | 軸(乱視の角度) | |
ユーソフト | ‐0.25D~‐6.00D(0.25D間隔) | 5°~180°(5°間隔) |
A社ソフトコンタクトレンズ | ‐0.75D~‐2.75D(0.50D間隔) | 10°~180°(10°間隔) |
ユーソフトが、A社ソフトコンタクトレンズと比べて、円柱度数(乱視矯正度数)と軸(乱視の角度)の作成範囲が広いことがお分かりいただけると思います。
ユーソフトは、レンズの下部に厚みを持たせた“プリズムバラストデザイン”を採用している為、瞬きによるレンズの回転が抑えられ視力の安定性が向上する設計になっています。この技術によって、強い乱視度数をソフトコンタクトレンズに組み込んでも、見え方が安定するというわけです。
また、一枚のレンズをケアしながら寿命まで使用できるコンベンショナルタイプになっています。
当院ではユーソフトを導入するまでは、乱視(角膜乱視)の強い方に対してハードコンタクトレンズを選択する場合が多かったです。ハードコンタクトレンズは、乱視(角膜乱視)矯正に優れていますが、レンズが硬いので「異物感」、「痛み」、「レンズが外れやすい」といったデメリットがあります。異物感や痛みは、ハードコンタクトレンズを数週間装用すると、症状が和らいで気にならなくなる方が殆どですが、中には装用感が改善されない方もいます。
「乱視(角膜乱視)が強いのにハードコンタクトレンズが使用できない」患者様はユーソフトがお勧めです。
ユーソフトをご希望の患者様は、医師、スタッフにお気軽にお尋ね下さい。
今後も患者様のお役に立てる情報を発信したいと思います。
視能訓練士mにお付き合い下さりありがとうございました。