はやり目ってなに?
手術室担当看護師kです。ブログをご覧いただき、ありがとうございます。今回は、はやり目についてお話したいと思います。
はやり目(ウイルス性急性結膜炎)とはウイルスの感染が原因となる病気です。 感染すると、5日~2週間の潜伏期間の後、「さらさらしたメヤニが出る」、「涙が出る」、「まぶしい」などの症状が現れます。 まぶたは腫れ、結膜はむくみ、充血がみられるようになります。また、メヤニや涙から人にうつる病気で感染力も強いため注意が必要です。
眼科ではやり目と診断を受けたら・・・以下の注意をよく守ってください。
- 眼を触ったら、必ず手を洗いましょう。(眼に触れた手で物を触り、他の誰かがその触れた物を触って自身の眼に触れるとうつる可能性があります。)
- メヤニはティッシュペーパー等の捨てられる物で拭きましょう。
- お風呂は、最後に入るようにして下さい。また、ご家族と使うタオルを分けて下さい。
- 結膜炎が治るまでは、出来るだけ外出を控えましょう。
- プール・海水浴・大衆浴場は禁止して下さい。
- お仕事は可能ですが、他の人にうつさないように配慮が必要です。
- 接客業は出来るだけお休み下さい。
- 学校・幼稚園はお休み下さい。
はやり目はウイルスによるため目薬をさしてもすぐに良くなりません。治るのに約10日かかり、この間に二次感染予防が必要です。炎症がひどい時には、偽膜形成したり、眼に濁りを残すこともありますので症状が憎悪する場合は早めに受診して下さい。また、ヘルペス等の他の感染症のこともあるので、次回受診日には必ず診察を受けるようにして下さい。
非常に簡単ではございますが、はやり目について説明させて頂きました。これからも患者様のお役に立てる情報を提供していきたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。