ロービジョン学会に参加してきました!
ブログをご覧いただきありがとうございます。
6月30日から7月1日にかけて、「第24回日本ロービジョン学会学術総会」が東京都のお茶の水で開催されました。当院からは、医師1名と視能訓練士2名で参加してきました。今回は、学会で学んだことや感想についてお話ししたいと思います。
そもそもロービジョンとは、何らかの原因により視覚に障害を受け、「見えにくい」「まぶしい」「見える範囲が狭くて歩きにくい」など日常生活に不自由さをきたしている状態のことです。
今回の学会のテーマは、「ライフステージに応じた早期介入」ということで、視覚障害のある人達やその家族と様々な領域の専門家をつなげる必要性について学びました。
会場には、医師や看護師、視能訓練士のみならず、白杖を携えた視覚障害者の方たちや盲学校の先生、歩行訓練士、ソーシャルワーカー、大学の先生など多岐にわたる方々が集まっていました。多方面からのお話を聞くことができ、また、実際にロービジョンの方々も演者として参加し、実際の経験や意見をお話されており、大変参考になりました。
なお当院では、今年の1月から予約制で「ロービジョン外来」を設けており、日常生活の困りごとに応じてメガネやルーペ、拡大読書器、遮光眼鏡、その他便利グッズの紹介などを行っています。
【ロービジョン外来 予約方法】
●初めて当院を受診される場合
一般外来で医師による診察を受け、必要な検査をしたあと、ロービジョン外来の予約をお取りします。これまでの経過と、視力、視野などのデータを添付した紹介状をお持ちいただくとより迅速に対応できます。
●当科の患者様の場合
主治医にロービジョン外来を希望していることを伝え、ご相談ください。
ご不明な点やご質問などございましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。