「水晶体再建術併用眼内ドレーン手術(iStent injection)について、学びました。」
4/6(木)~4/9(日)まで東京国際フォーラムにて、第127回日本眼科学会総会が開催されています。
学会参加中、沢山の講演を聴き、新たな知見を得ております。
特に最近の緑内障手術では、低侵襲かつ白内障手術と同時に行える治療が登場しております。
今回はiStent injection® W (以下iStent)についてご紹介させて頂きます。
iStent は眼の中のお水(眼房水)の出口である繊維柱体が詰まったり、通りが悪くなる緑内障に使用されます。

(iStent inject® W)

(繊維柱体という眼房水の出口に通します)
当院でも、これまでマイクロフックを使用した「水晶体再建術併用 線維柱帯切開術(ab interno trabeculotomy micro-hook)」等を施術しておりますが、さらに侵襲の少ないiStentには期待しています。
iSten 自体は以前から沢山報告されていたのですが、これまでは効果が弱かったり、長期報告が無かったため使用することはありませんでした。
最近ではiStentを2つ挿入する事やデザインを変えたことにより眼圧下降効果が上昇したこと1)や、長期経過による安全性2)が証明されてきた事から、当院でも採用の方針で考えております。
1. W S Shalaby, J Jia, L J Katz, et al: iStent inject: comprehensive review. J Cataract Refract Surg. 47(3):385-399, 2021
2. F H Hengerer et al: Prospective, Non-randomized, 36-Month Study of Second-Generation Trabecular Micro-Bypass Stents with Phacoemulsification in Eyes with Various Types of Glaucoma. Ophthalmol Ther.7(2):405-415, 2018

(学会場内 Glaukos Japan ブースにて)

(香川大学 秋光先生と)
<文責:三好政輝>